ピグの日記

適応障害になってから現在にかけてのブログです

パニック障害について

パニック発作を引き起こす大きな要因

  • 激しい動悸・呼吸困難感・心拍数の増加
  • 発汗
  • 体や手足の震え
  • 息苦しさ、息切れ
  • 窒息感
  • 胸痛または胸部の不快感
  • 吐き気または腹部の不快感
  • めまい、ふらつき、気が遠くなるような感じ
  • 非実感
  • コントロールを失うことや気が狂うことによる恐怖
  • 死への恐怖
  • 感覚マヒまたはうずき感
  • 冷感または熱感

DSM‐Ⅳ 精神疾患の分類と診断の手引き」より、上記の13項目のうち4項目以上当てはまり少なくとも1回の発作が1か月 以上継続する場合、パニック障害の疑いがあると考えられます。

発作が何度も起こると「いつ発作が起こるのだろう?」という予期不安に陥ると考えられています。また、予期不安が高まると広場恐怖(ひろばきょうふ)という症状が出現します。これは、パニック発作が予期しないでまたは状況に誘発されて起こったとき、逃げることが困難であるかもしれない場所にいることへの不安を感じ、その場所から避けようとする行動をとることを言います。私の場合、車の運転中や満員電車の中や人込みが多い場所で発作が起こっていたのでそういった場所へはなるべく避けるようにしていました。段々悪化していくと外出も控えるようになり、引きこもるようになってしまいます。さらに、長期間症状が継続すると、うつ症状も出現し食欲減退や不眠、自己評価の低下などの症状に苛まれるそうです。

自分が行っている治療について

パニック発作の予期不安は、脳にある大脳辺縁系が活発になると考えられています。感情を司っている前頭前野ノルアドレナリンセロトニンといった神経伝達物質が過剰分泌され極度の恐怖や生命に危険があると脳が誤作動を引き起こしてしまいます。

薬物療法治療としては薬物療法が第一選択です。以前、ブログに書いたようにSSRIベンゾジアゼピン系の抗不安薬を併用していきます。この薬でまずは不安感を抑えていくことから始まります。次に系統的脱感作法という行動療法を実施していきます。これは、不安を感じる場面を小さいレベルから初めて徐々に体を慣れさせて段階的に大きなレベルにチャレンジしていくという行動療法です。私も無意識のうちに行っているのですが、車に乗る→1km先まで運転する→5km先のコンビニまで運転する→10km…と段階的にステップアップしていき成功体験を積み重ね脳にインプットしていくことにより自信をつけられるようになるそうです。現在、「どこにでも車で運転する」という目標には程遠いのですが、少しずつ運転をして走行距離を伸ばしています。渋滞や長距離運転など逃げられない状況に至ったとき発作を引き起こす一歩手前まで行きますが、その時は少し休んでから行い自信をつけて行っています。なかなか時間と体力が必要になりますが、治療のためと思って日々精進しています。

 

↓さきほど書いた内容がこの本にも書いてあります。この本を読んでパニック障害と付き合う決心がつきました。焦らずすこしずつ前を見て進んでいけたら幸いです。