ピグの日記

適応障害になってから現在にかけてのブログです

人生の分岐点へ

 恋人ができた日

学生時代の時は、一つ上の彼女と三か月で別れました。

原因はつまらない口喧嘩でした。

後輩に勝手に写真をとられ、お見合い話に流されるままその子と会うことになりました。ココスで待ち合わせ。6月中旬、梅雨の季節で雨の日だったので自転車では行けず、タクシーで行きました。

背が小さくて穏やかそうな女の子でした。年は1つ下で保育士さんをしている方です。小さいころから保育士さんになることが夢だったらしくその夢を叶えたらしいです。彼女は芯の強い人間だと感じました。私と同じ口数が少ない方だったのでぎこちない雰囲気で仕事のことや好きなものは何かなど話しました。この時、私は波長が合うと感じてました。帰る際には、ゲームセンターで遊ぼうと約束して別れました。

翌週、彼女の車に乗りゲームセンターでUFOキャッチャーやプリクラなど撮って遊びました。あまり女性の相手をするのが得意ではなかったのでこんなデートで大丈夫か?と思いながらも明るく振舞いました。近くのコンビニで別れ際に告白し付き合うことになりました。2015年6月のことでした。

 またまた新たな試練が…

付き合ったのはいいけれど、今後デートはどうするのか?適応障害であることは話しておくべきか?そもそも、こんな自分と付き合って楽しいのか?など不安に思うことがたくさん出てきました。初めてのデートプランを考えても考えてもまとまらず、どうっしても自分の症状が出てしまう状況が出来てしまうのです。

満員電車、車の運転、人込み、知らない場所に行くという不安感、もしパニック発作を引き起こしたら…など自分が克服できていない状況が山ほどあり、どうにもならなかったです。最終的に行き着いたことが、彼女に自分の病気を打ち明けることでした。これは告白なんかよりもかなり勇気がいることでした。彼女に悪い印象を与えてしまうと不安に思いながらも決死の覚悟で電話で話しました。彼女は、「そうなんだね。じゃあ、近いところで買い物でもしよう。」と軽い感じで言ってくれました。その言葉を聞いたときとても胸がすっきりして安堵しました。彼女は自分のことを気にかけてくれる人間だとわかったからです。

彼女の車で近くのショッピングモールで買い物へ。洋服や雑貨をみたり、おいしいランチを食べたりしてアッという間に時間が過ぎ去りました。どうしても車に乗車していると嘔気とめまいが出現し、途中、コンビニよってもらい抗不安薬を飲みました。心配そうに見つめる彼女に対し自分は「情けないなあ。」と感じていました。まだ、人の手を借りないと買い物すら一緒にできないのだと感じ、ショックを受けました。このことを主治医に話すと、「大きな一歩を踏み出したね。すごいことだよ。」とほめてくれました。抗不安薬を内服しながらこういった認知行動療法をすることが症状を回復することだと説明してくれました。私は、「認知のゆがみ」=「車に乗車すると気分が悪くなると考えること」が起こるらしく、それを少しずついい方向に修正していくことが認知行動療法だそうです。確かに自分から車に乗って買い物なんて行こうとは思わないだろうと感じました。彼女のおかげで勇気を振り絞ってデートに行けたと思います。しかし、この治療法は、かなり体力と気力がいる行動なので少しずつ行っていくことが良いとのことでした。次回はこの認知行動療法で自分がどれくらいのことができるようになったか紹介していきたいと思います。